律儀な人
せっせと本の値づけ中。
市場でまとめて買っておいた本を整理しているのだが、それらの本、元々ひとりの持ち主の蔵書。
律儀に、見返しか扉に認印を押している。
蔵書印ではないのが、なんとなくショボい感じ。
けど、古い本でも状態はかなりいいのでうれしい(早い話、読んでないってこと?)。
そんな中に、同じ本が2冊あったりする。
持っている本を持ってないと勘違いして、ダブって買うなんてことは、蔵書家にはありがちなこと。
ボクも、古本屋になる前は、よくやってた。
が、つぶさにそれらの本を見てみると、ただのダブりではなかった。
2冊買ったのには、ちゃんと意味があったのだ。
『スパイになりたかったスパイ』という本がある。
講談社の本。
これが2冊あって、なんと、そのうちの1冊は、扉が白紙なのだ。
もう1冊の本には、同じ箇所にちゃんとタイトルとイラストが印刷されている。
一瞬、タイトル部分が切り取られているのか?、と思ったが、白紙の紙は、ちゃんとタイトル用に用意された厚めの化粧紙。
印刷ミスでタイトルが欠落したということしか考えられない。
そんなこともあるんだねぇー、などと感心してたら、『隠された栄光』という早川書房本は、なんとタイトル扉が裏表逆に綴じられている。
やはり、一瞬白紙?、と思わせといて、ページをめくると、タイトル扉が見開きの右側に登場する。
なんとも。
とても意図した造りとは思えないので、これも製本ミスだろう。
2冊ある本のもう一つは、「密林から来た養女」という本。
版元は、法政大学出版局。
これは、同じタイトル本でも、カバーデザインが違う。
つまり、元版と改装版ということだと想像がつく。
で、奥付で確認。
案の定、「1971年新装版1刷」の記載がある。
なるほど、と、ちょい古めのデザインの本を手にして、こっちが元版なんだなと、奥付で何年前の本かなと見てみたら、なに!?
「1971年新装版1刷」。
おいおい、どっちも新装版かよ。
なのに、なんでカバーデザインが違うんだ?
気になるから、最初から最後まで、どっか違うとこはないかと探したが、見当らない。
ということは。
どちらも、同じ新装版用に刷られた本に、片っぽは、旧いカバーが間違えてかけられてしまったってこと?
まさか、新装版のデザインを2タイプ作ったとは考えにくい。
そもそもデザイン・テイストが全然違う。
んー、謎だ、ワケわからん。
と、それはそれとして、買った本が製本ミス本だからといって、正規本もちゃんと買って2冊揃えるとは。
カバーデザインが違ってようが、扉の印刷が欠落してようが、中身内容は同じなんだから、読むだけならコトは足りるワケだし。
やっぱ、律儀な人だったんだね、元の持ち主は。
ごくろうさん。
市場でまとめて買っておいた本を整理しているのだが、それらの本、元々ひとりの持ち主の蔵書。
律儀に、見返しか扉に認印を押している。
蔵書印ではないのが、なんとなくショボい感じ。
けど、古い本でも状態はかなりいいのでうれしい(早い話、読んでないってこと?)。
そんな中に、同じ本が2冊あったりする。
持っている本を持ってないと勘違いして、ダブって買うなんてことは、蔵書家にはありがちなこと。
ボクも、古本屋になる前は、よくやってた。
が、つぶさにそれらの本を見てみると、ただのダブりではなかった。
2冊買ったのには、ちゃんと意味があったのだ。
『スパイになりたかったスパイ』という本がある。
講談社の本。
これが2冊あって、なんと、そのうちの1冊は、扉が白紙なのだ。
もう1冊の本には、同じ箇所にちゃんとタイトルとイラストが印刷されている。
一瞬、タイトル部分が切り取られているのか?、と思ったが、白紙の紙は、ちゃんとタイトル用に用意された厚めの化粧紙。
印刷ミスでタイトルが欠落したということしか考えられない。
そんなこともあるんだねぇー、などと感心してたら、『隠された栄光』という早川書房本は、なんとタイトル扉が裏表逆に綴じられている。
やはり、一瞬白紙?、と思わせといて、ページをめくると、タイトル扉が見開きの右側に登場する。
なんとも。
とても意図した造りとは思えないので、これも製本ミスだろう。
2冊ある本のもう一つは、「密林から来た養女」という本。
版元は、法政大学出版局。
これは、同じタイトル本でも、カバーデザインが違う。
つまり、元版と改装版ということだと想像がつく。
で、奥付で確認。
案の定、「1971年新装版1刷」の記載がある。
なるほど、と、ちょい古めのデザインの本を手にして、こっちが元版なんだなと、奥付で何年前の本かなと見てみたら、なに!?
「1971年新装版1刷」。
おいおい、どっちも新装版かよ。
なのに、なんでカバーデザインが違うんだ?
気になるから、最初から最後まで、どっか違うとこはないかと探したが、見当らない。
ということは。
どちらも、同じ新装版用に刷られた本に、片っぽは、旧いカバーが間違えてかけられてしまったってこと?
まさか、新装版のデザインを2タイプ作ったとは考えにくい。
そもそもデザイン・テイストが全然違う。
んー、謎だ、ワケわからん。
と、それはそれとして、買った本が製本ミス本だからといって、正規本もちゃんと買って2冊揃えるとは。
カバーデザインが違ってようが、扉の印刷が欠落してようが、中身内容は同じなんだから、読むだけならコトは足りるワケだし。
やっぱ、律儀な人だったんだね、元の持ち主は。
ごくろうさん。
- 2012.05.10 Thursday
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- 17:23
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- by Paradis(パラディ)